筑波大学人文社会系地域研究イノベーション学位プログラム(ASIP)様
筑波大学ASIP様は新興国における大学院レベルでの交換留学において、 日系企業におけるインターンシップを予定しております。 プログラム生の実践的な英語運用能力の向上を目的として、英語によるプレゼンテーションや議論、 交渉等ができる能力を円滑にするためhanasoをご利用いただいております。
春期秋期約2ヶ月間ずつ集中的にhanasoに取り組み、期間前後に筑波大学様向けのレベルチェックを行い英語学習の成果を実感していただいております。
今回、導入の背景を筑波大学ASIPご担当者様にお伺いいたしました。
Q1. 導入の背景についてお聞かせください。
筑波大学の人文社会系が実施している「地域研究イノベーション学位プログラム」は、新興国を対象とする「地域プロフェッショナル」の育成を目的とした学士・修士を縦断する教育プログラムです。
ASIP参加学生は新興国の大学院への1年間の留学が必修であり、留学先では現地語や英語で授業を受講するため、両言語の実践的運用能力が必要とされます。また留学中に現地日系企業でインターンシップを行います。 そのため留学先で使用される現地語の素養はもちろんのこと、英語によるコミュニケーション能力が求められています。
普段の生活では英語でコミュニケーションをとる機会があまり多くないこともあり、学生の中には英語の読み書きは問題なくこなせるが「会話」を苦手とする学生がいます。
教職員で検討を重ねた結果、学生が英語で気軽に会話する機会を増やすためには、自宅で自由な時間にレッスンを受講できる「オンライン英会話」が一つの解決策になるのではないかとの結論に至りました。 長期的な観点においても、英語によるプレゼンテーションや議論、交渉等ができる能力は不可欠であることから、平成27年度より「ASIPオンライン英会話講座」として定期的に講座を実施しています。
Q2. なぜオンライン英会話を検討されたのでしょうか。
1日の授業が終わった後、学生が対面型の講座を継続的に参加することは時間的に難しいことが多いです。 また対面型の授業はグループレッスンになる場合が多く、一人あたりの発話時間が制限されたり、レベルが異なる学生が一同に会したりすることもあります。 「プライベートで受講時間を自由に選択できる」というASIPの企画要件を満たしたのがオンライン英会話でした。実際に早朝から深夜まで受講が可能で講師も自由に選択できています。
そのほか、レッスン内容を個々の必要性に応じて選択できることも導入のきっかけとなりました。学生Aが発音矯正のレッスンを受講したいと希望する一方、 学生Bはディスカッションをとおして単語力を増やすことを望んでいる、といったケースは多くあることです。 英会話能力を向上させるために個々のニーズとレベルに合わせた授業を選択できることは最適なやり方の一つであると考えました。